染めのこと

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「麻ひめ」の染めは、布に刷毛で染料を引いていく「引き染め」とちがい、一反の布地を染料に丸ごと浸して染める「浸け染め」。

温度、湿度、時間を細やかに調整する職人さんの経験と勘が、同じ色でも一つとして同じでない、ひと色ひと色を創り出します。

京友禅や名古屋友禅などには「化学染料」を用いるのが一般的ですが、麻ひめは、化学染料とは全く成分が異なる「顔料」で染めを施しています。

顔料は日本画の絵の具として有名ですが、着物では手書き更紗や本紅型などに多く使われます。

 

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色の分子を繊維に染み込ませる染料染めと違い、色の粒子を繊維にくっつける顔料染めは、着物の染料として適しているとは言いがたく、色落ちや色移り、変色や退色することもあります。

もちろん、出来得る限りの色止め加工を施しておりますが、濃く鮮やかな色になればなるほど、その可能性は高まります。

洗濯の際は、他のものと分けて洗ったり、同じ色味のものと一緒に洗うようにする等、ご配慮をお願い申し上げます。

このように難しさはあれど、顔料で染色を施された着物は、どこか美しく深みがあり、独特の雰囲気をまとっています。

「まとうひと時」と同様に、「まとうあと先」もいとおしんでいただき、麻ひめを皆様のお手元で末永く可愛がっていただければ幸いでございます。

 

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京の麻きもの「麻ひめ」

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